2010年 09月20日(月) コメントが寄せられましたので、お返事いたします
きょう、私の記事
http://www.negishi-kazuko.jp/blog.php?ID=201 に対して、
「批判するだけで、問題の解決をしない記事には、共感できない」(全文をそっくり掲載)
という一行だけのメールが送られてきました。名前も何も名乗らないものでしたので、お返事のしようがありません。
で、ここでお返事したいと思います。
この事件と、それに対する国の対応の怠慢については、その後、解決が図られました。国が謝罪する際、私もその場に立ち会わせていただきました。遅ればせながら、ご報告申しあげます。
以下は、そのもようを伝える記事(「琉球新報」と「しんぶん赤旗」記事のふたつ)です。
米兵放火で部屋全焼、補償が8年支払われず 防衛省、所有者に謝罪 2010年4月20日付・ 琉球新報
神奈川県横須賀市で2002年、米兵がマンションに放火した事件で、マンション所有者が求めている補償が約8年、支払われていないことが20日、防衛省への取材で分かった。
防衛省は「火災被害の査定ノウハウがなく、事務処理に時間がかかった。一日も早く支払われるよう米側に働き掛けたい」と謝罪。補償額は「個人情報」として明らかにしていない。
担当の南関東防衛局(横浜)によると、事件は02年7月27日に発生。米軍関係者3人が借りていたマンション一室に、空母キティホーク乗組員の上等水兵が侵入し、家具を盗み、放火。部屋は全焼。けが人はなかった。
米側が横須賀基地内で米兵を拘束。米兵は03年5月の軍法会議で、除隊と懲役25年の判決を受けた。
日米地位協定によると、米兵の公務外の不法行為では、被害者から請求のあった補償金を日本政府が査定し、米政府に支払いを求めると規定。
所有者は03年末に国に補償を求めたが、防衛省は10年3月になって補償を求める書類を米側に送付。防衛省の担当者が今月19日、所有者を訪ね、手続き遅延を謝罪した。(共同通信)
2002年の米兵放火事件
被害者にようやく謝罪
防衛省 2010 4月20日付・しんぶん赤旗
神奈川県横須賀市に所有するマンション部屋を米兵に放火され、(2002年7月)以来8年近く損害賠償金が支払われていなかった被害者男性(66)と妻(66)が19日、防衛省からようやく謝罪を受けました。
防衛省担当者は「ほったらかしになって申し訳ない」とのべ、被害者男性は「米兵に火災を起こされ未解決のままの友人がいる。相手の身になってもっと早く取り組むべきで、今後こんなことがないようにお願いしたい」と求めました。
防衛省は3月末に被害の査定額を米軍に提出したと説明。金額は米側が決める手順だが、一日も早い処理を求めたとのべました。
同事件は、部屋を借りた米兵の留守中に、別の米兵が盗みに入り放火したもの。日本の検察は米兵を不起訴処分としました。被害男性は、事件後、損害賠償を申請。しかし、防衛省からの連絡は一切ありませんでした。
3月に日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と、はたの君枝参院神奈川選挙区候補らが迅速な賠償・救済を要求。4月6日の衆院安全保障委員会での赤嶺議員の質問に、北沢俊美防衛相は「足かけ8年というのは想像を超えている。強く反省し、解決を図っていきたい」と答弁しました。
米兵犯罪に詳しい高橋宏弁護士は「凶悪な刑事事件でさえ裁判権を行使しないという、日本政府の米国に対する甘さが民事の被害者の賠償請求についても放置する無責任な姿勢を生み出している。民事でも刑事でも被害者の立場で救済すべきだ」と話しています。
以上、記事です。
米兵犯罪 横須賀 放火 謝罪 の4つを検索にを入れると、この記事を含め、関連記事が出ます。
ところで、きのうは、「米兵犯罪はここから始まる」と題する集いに参加してきました。
(送られてきた阻止連ニュースPDFには、そのもようが伝えられています)
(383KB)
米兵犯罪への厳しい市民の目と、根絶に向けた運動の高まりを感じました。
これからも、市民のみなさんとともに、運動に取り組んでいく私です。
Posted by ねぎしかずこ at 17時30分 記事URL
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(以上、再掲)