3月18日には、市民のかたがたのお力で横須賀に招いた、甲状腺外科医で松本市長さんでもあられる菅谷昭さんのお話を聞くことができました。http://yokosuka-blog.seesaa.net/
4月8日のシンポジウムでも、開会に先立って1時から流すDVDの中、
「チェルノブイリ原発事故・こどもたちへの影響ーー動物の奇形、甲状腺がんの急増」
「低線量内部被ばくからこどもを守る生活の工夫」というテーマのところで菅谷さんは登場してくださいます。
この画面から受けたお人柄のとおり、18日にお目にかかった菅谷さんは、ベラルーシに渡って小児甲状腺がんの外科治療などの医療支援活動を行った様子を、スライドを交えながら淡々と紹介してくださいましたが、その中身は、とても重い、深刻なものでした。
菅谷さんも、そして会場の参加者からの発言のなかでも触れられていた「福島で起きたことが横須賀で起きることを思うと、、、」「ここ横須賀は原発のほかにいろいろあるので、、、」とのフレーズが、今も強く耳に残っています。
そして、チェルノブイリや福島の汚染範囲の広さにあらためて驚愕しました。チェルノブイリでは、一番汚染度が高いことを示す色で着色されたところが、チェルノブイリから数百キロ離れたところにも点々と飛び火していることです。いわゆるホットスポットと呼ばれるものでしょうが、福島でも、一番濃いことを示す赤で着色された炎のような形の先端は、福島第1原発から北西方向、飯館村の方向に30キロを超えています。
私がこれらを見て、なぜ驚愕したかと言えば、このブログNO7と8で書いたように、横須賀市の原子力艦の防災計画には、3キロの応急対応しか書かれていないからです。しかも、屋内退避のみです。
急いで屋内に退避して、窓を閉め切って、換気扇を止め、じーっとしているだけで本当にいいのでしょうか? アニメ 「風が吹くとき」 が現実味を持って頭をよぎります。
ところで、コンパスを久しぶりに使って、ジョージ・ワシントンが停泊している12キロバースから円を描いてみました。
12号バースから3キロ内とは、下の地図に落としてみると、小さいほうの円内となります。
NO8にも書いたように、その円内には、小学校が11あります。
大きいほうの円は10キロです。長井地区を除き、ほぼ全部の地区がかぶります。
そして、30キロとなったら、すっぽりと三浦半島は円内に入るどころか、北は川崎の方まで、西は茅ヶ崎のほうまでだったような。。。
数百キロとなれば、首都圏はすっぽりと入ります。(ちなみに福島第1原発までは約250キロ)
どうか、あなたの身に引き寄せてみてください。
4月8日、お越しになられたみなさん全員で考えていきたいと思います。
「国をみなさんの力で動かしてください」との菅谷さんのメッセージを胸に抱きながら!
お待ちしています!