ねぎしかずこ根岸 加寿子

暮らし良い横須賀に
日本共産党横須賀市議会議員
ブログ

受動喫煙の健康被害を受けない横須賀を作りましょう(1)

2018年12月7日

受動喫煙2 (2)_LI

 

 

さかのぼること、9月定例議会・生活環境常任委員会(9月7日)では「横須賀中央駅周辺路上禁煙地区の範囲拡大について」の陳情が、全会一致で趣旨了承となりました。

9月7日の委員会のもようはこうでした。

まず、陳情に対する資源循環部長の以下の所見が述べられました(議事録抜粋)

資源循環部長 (所見)
 陳情第9号横須賀中央駅周辺路上禁煙地区の範囲拡大についての所見を申し上げます。
 陳情の趣旨は、横須賀中央駅周辺路上禁煙地区に隣接した範囲外の公道上が路上喫煙場所になっており、ポイ捨てや環境美化の観点からも、状況に即した路上禁煙地区の範囲の拡大を求めるものです。
 路上喫煙の防止については、平成19年にポイ捨てごみの多くを占めるたばこの吸い殻の散乱をなくすため、ポイ捨て防止及び環境美化を推進する条例を改正し、7月から市内全域で路上喫煙の自粛をお願いしています。さらに、同年10月から現在の横須賀中央駅周辺を路上禁煙地区に指定し、案内板や路上サインを設置するとともに、当部職員が巡回を行い、路上での喫煙をしない環境づくりを進めております。
 陳情者は、現在の路上禁煙地区の範囲から外れている若松マーケット入り口付近の場所、さらには駅周辺、市役所周辺を含んだ広範囲に路上禁煙地区を拡大することを求めるものです。
 陳情にありました若松マーケット入り口付近につきましては、陳情者の方より以前より、市民の声などで御指摘いただいており、その時点で現場調査を行いました。現場調査の際にも喫煙されている方がいらっしゃいました。現状では、禁煙地区に指定されてはおりませんが、路上喫煙自粛のお願いを行っております。今後も粘り強く通行者への配慮を訴えるとともに、路上喫煙の自粛を求めてまいります。
 新たに路上禁煙地区の拡大や指定をするには、当該地区住民の方々、関係団体の意見を伺うとともに、関係機関と協議を進める必要がございます。地域の皆様から意見をいただきながら、対策について検討してまいりたいと思います。
 

この所見を聞いたうえで、私は、こんなやり取りをしました(議事録から一部抜粋、要旨のみ)

◆ねぎしかずこ委員 
 健康増進法が改正され、受動喫煙がいかに危険なものかということも知られるようになり、機運も盛り上がっている。

 ポイ捨て条例は受動喫煙を防止するための側面は薄いが、使える条文がある。ポイ捨て条例の第10条(路上禁煙地区の指定)「市長は、特にたばこの吸い殻の散乱の防止を図る必要があると認める地区を路上禁煙地区として指定することができる」とある。若松マーケットのところは、これにまさに適合するのではないか。
◎資源循環推進課長 
 委員おっしゃるとおり、第10条第1項には当てはまると思う。
 今の指定した区域を設定したときも、第2項に、市長は、前項の規定により路上禁煙地区を指定しようとするときは、あらかじめ当該地区の住民及び関係団体の意見を聞くとともに関係機関と協議するものとするということで、あらゆる団体、商店街から町内会、あとたばこ商業協同組合、交通機関の方にもいろいろ御意見を聞いて今の地区になったと聞いておりますので、広げるとなると、またそういう形で関係機関のさまざまな御意見を伺った上でになると考えている。
◆ねぎしかずこ委員 
 その方向に向かってみようという意思はあるのか。
◎資源循環部長 
 検討する余地はもちろんある。各方面と、そういうことを踏まえながら、対策についても考えてまいりたい。
◆ねぎしかずこ委員 
 ぜひそういう方向で進んでいただきたい。
 若松マーケットの奥にマンションができ、そこに居住されている方々も当然お通りになる。ここは小学校の通学路になっているか。
◎資源循環推進課長 
 確認したところ、なっている。
◆ねぎしかずこ委員 
 マンションの開発許可を市がおろして建っているわけで、そこに居住している人が子どもたちを小学校や幼稚園、保育園に送るためにあそこの道路を使うということに関して、最大の配慮を払うべきだと思うが、いかがか。
◎資源循環推進課長 
 おっしゃるとおりだと思っている。

そして12月6日は、12月定例議会の生活環境常任委員会でした。

前日の5日に、問題の、若松マーケット入口を視察したところ、、写真のように、吸っている人の改善は見られませんでした。吸い殻は、ふたりはポイ捨てをして去って行き、3人目は、置いてあるコーヒーの空き缶の中に入れていきました。4人目は、乗ってきた自転車に、吸いながら去っていきました。

変わったこともありました。上の写真の赤い⇒矢印のところに、「あなたの煙が周囲の人を傷つけています」というポスター(下)がタバコ屋さんに貼られていました。資源循環部と健康部が一緒になって努力している様が伺えました。しかし、小さいサイズのポスターで、その前に立って吸っている人の背にすっぽりと隠れてしまい、上の写真のように、こちらからはほとんど見えません。

受動喫煙1 (2)

これらを踏まえ、12月定例議会・生活環境常任委員会(12月6日)で、この件に市がどう努力してきたか、質しました。

資源循環部からは、周辺の町内会や商店会の会長さんたちに意向を伺い、いずれの会長さんも、理解してくれたとのこと。ただし、個々のお店への投げかけは、まだ済んでいないとのことでした。

受動喫煙を無くしてほしいと切に望むみなさんのご要望に応えるため、まずはこの場所が早く路上禁煙地区に指定されるよう、これからも視察や市とのやり取りを重ねていきたいと思います。

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