横須賀中央から衣笠に向かって坂を上り詰めた平坂上。
そこにある信号機と横断歩道、ここを利用するかたがたから、横断中に車との接触で怖い思いをしたとの苦情が、この間、私のところにたくさん寄せられていました。
井坂しんや県議を通じて、ここで発生した交通事故の中身の分析をしてもらうと、確かに、横断中の車との接触事故が群を抜いて多いことが統計上からもわかりました。
そこで私たちは、横須賀中央の横浜銀行前の信号のように、車と歩行者が完全に分離されて通行することになる「歩車分離式」なら一番安全、と、その方式に変えるよう求めました。
しかし県警は、「道路勾配、カーブの途中の変則交差点であるから、その方式は難しい」ので、まずは現行での改良を検討させてくれ、と回答、県警では、交通量の調査分析など、検討が進められてきました。
その結果、県警は、この春、以下のように改善すると回答してきました。
①赤に変わるまでの横断秒数は変えないが、青の点滅が始まる時間を数秒前倒しして、渡り切るよう促すための点滅秒数を長く取るようにする。
②歩行者信号が赤になってから(歩行者が渡らないようになってから)車の信号が赤になるまでを長くする(歩行者が渡り切らないうちの車の強引な横断歩道への突っ込みを抑制、車の走行に余裕を持たせる)。
そして、5月1日より、このやり方が始まっています。
3か月が経過した時点で、井坂しんや県議と私は、現地を調査しました。
確かに、県警が言うように「流動にメリハリをつけ」「車・歩の交差を減少させた」改善は見られたものの、前より早く青の点滅が始まり、いまいち、せわしない感がぬぐえません。
やはり、完全な歩車分離で、抜本解決を図ってほしかった、、、。
「道路勾配、カーブの途中の変則交差点であるから、その方式は難しい」と県警は言いますが、では、聖徳寺坂上のところはどうでしょう。同じような条件と私は思いますが、歩車分離方式に抜本改善されています。
2015年の秋には、ここで、横断待ちの歩行者が、車にひかれ、亡くなっているのですから。
写真は、花が手向けられた事故現場。商店街のアーケードの支柱やガードレールの支柱が大きく曲がっています。