たとえば、一般家庭への住宅リフォーム助成制度、H27年度までの数年間で、あっという間に終わってしまいましたが、市民要望が高いこの制度、新しい市長さんのもとで、是非、また始めてほしいものです。
市内業者に頼んだリフォームの経費が30万円以上かかれば、1件あたり15万円の補助が出ていました。
実績はこうでした。
H25年度 完了件数・162件×@15万=2430万円 ※申し込み者数は322人
H26年度 完了件数・ 130件×@15万=1950万円 ※申し込み者数は288人
H27年度 完了件数・ 119件×@15万=1785万円 ※申し込み者数は242人
また、H27年度末に、廃止を表明した吉田市長と、質疑を交わしたものです。
H28年2月29日の市議会での、日本共産党の代表質問より(要旨)
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◆12番(ねぎしかずこ) 住宅リフォーム助成事業を予定どおり廃止としているが、少し機械的な対応ではないか。深く検証した上でのお考えなのか。
そこで伺うが、この事業がもたらした経済効果はいかがか。
たとえサンセット事業としてスタートしたものであっても、市民から望まれ、かつ、経済が好転したとは言いがたい現状を鑑みれば、継続すべきと考える。納得のいく廃止の理由を聞きたい。
◎市長(吉田雄人) 平成26年度の住宅リフォーム助成事業による補助件数は130件で、全工事費の総額は1億1,400万円。
次に、住宅リフォーム事業の廃止の理由は、 住宅リフォーム助成事業は、私有財産形成の側面を有していて、あくまでサンセットの緊急経済対策として実施をしているため。
◆12番(ねぎしかずこ) 抽選で2人に1人しかできない。本当に喜ばれている事業だ。それをサンセットだからといってやめてしまうのは、市の姿勢としてどうなのか。
◎市長(吉田雄人) 完了された方に対して、申し込み者数がおよそ2倍前後いるということで、やはりこういった事業があればやってみようと思う方は多くいらっしゃったのではないかなというふうには認識している。
◆12番(ねぎしかずこ) そう認識していながら、やめてしまう。こういう市の姿勢は、改め、廃止を止めよ。
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この質疑から、H26年度でいえば、市からの投資額1950万円が、全工事費総額1億1,400万円へと、約6倍になったことがわかります。
高い経済効果を生み出すことが立証されたこの制度を、「申請時の書類が煩雑すぎる」「やっと申請が済んでも抽選で落とされる」「使いたいのに使えない」ものから、「使える」ものにして、再度登場させましょう。