ねぎしかずこ根岸 加寿子

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日本共産党横須賀市議会議員
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予算議会(2014年第1回定例会)で日本共産党市議団が指摘したこと ⑥

2014年3月29日

http://www.negishi-kazuko.jp/archives/1310 から続く。
今回の議会で市長から提案された議案中、予算議案以外の3つの議案にも反対する理由です。

最後に、議案第17号、議案第22号、議案第35号についても反対せざるを得ません。

まず、議案第22号「後期高齢者医療費予算」は、保険料を改定するものだからです。75歳以上の人の人口と医療費が増えれば増えるほど保険料に跳ね返る制度ゆえ、「保険料の負担増か、医療費を使うことを我慢するか」という二者択一を高齢者に迫ることになり、今回の保険料引き上げ額は、年額で、均等割額で1481円増の42580円、所得割率で0、29ポイント増の8、3%です。8割以上の人の保険料が引き上げられることになり、市の裁量が及ばないとはいえ、賛成できません。

また、議案第35号「横須賀市国民健康保険条例中改正」は、国民健康保険料を、これまでの条例明示方式から告示方式に改定するものです。

最新情報に基づいたより実態に即した保険料率を設定するとのことですが、議会での審議ができないまま、自動的に保険料が値上げされることになる大きな問題がありますので、反対いたします。

保険料率を条例で明示しないことは憲法の租税法律主義に違反するとして争われた旭川訴訟では、最高裁での判決を求めるまで争われました。告示方式ですと、医療費が上がれば自動的に保険料に跳ね返り、毎年のように保険料が値上げされかねません。加入者の保険料を押さえる視点から一般会計からの繰り入れを増やしていくといった政策的判断がしずらくなるため、反対いたします。

また、この方式に切り替えた予算となっている議案第17号「横須賀市特別会計国民健康保険費予算」に対しても、反対します。

以上で、11議案に反対する討論といたします。

今後も、議員団で力を合わせ、反対した議案が実行される行方も注視していきます。

この記事とは、関係ありませんが、議会の合間をぬって、3月25日に3人で、岩佐恵美元参院議員とお会いした時のものです。

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